困ったこと

うつ病は身近な病気だと知ったときの話

この記事に書いてあること
・うつ病は意外と身近な病気。
・うつ病かな?と思ったら精神科に行ってみよう。

こんばんは、一夜です。

プロフィールを読んでいただいた方はご存知かと思いますが、
私は中度のうつ病だった時があります。

うつ病は、医師に診断されるまで誰にも信じてもらえない辛い病気です。
しかも自分でさえ異常であると気づきにくいため、いつの間にか
進行してしまう病気だと思います。

 

そこで今日は、私にうつ病の気があった頃から、
精神科にかかるまでの話を書こうと思います。

 

この記事を読んで、「自分も似たような経験を今まさにしている」と思った方は
迷わず精神科の予約をとってくださいね。

 

最初のきっかけは、友人の態度でした

 

私は気心の知れた人たちと喋るのが好きなので、よく機会を設けては
通話をして他愛ないことを話し合うのが日課でした。

しかし、正社員になり会社に勤めて約8ヶ月くらい経った頃、
だんだん友人が電話を渋るようになっていきました。

 

友人が通話を渋り始めた頃の働きぶりはどうみても注意力散漫で、
「新入社員だから仕方ない」というフォローも出来ないような有り様でした。

 

書類を作れば誤字だらけ

商品のチェックをすれば、不良品を見落として取引先に送ってしまい
上司とお詫びをすること多数。

大事なアポイントを取っていたのに、その時間に遅刻

 

その度に叱ってもらえましたが、私はただただ萎縮するばかり。
それどころか「叱られているのか怒られているのか判別がつかない」のです。

 

「迷惑をかける」という恐怖。

 

「相手が呆れている、怒っている」と認識してしまった私は、
次第に会社に行くのが辛くなっていきました。

 

「私、仕事なんて全然できないダメ社員かもしれない」
そう思い始めてから、さらに悪癖が身に付き始めます。

 

「なんとなく体が重い気がする。熱もありそうだ…。」

そう思い込み、風邪など引いていないのに休みのお願いをすることが
ポツリポツリと増えていきました。

 

最初こそ心配してくれた社員の方も、だんだんと癖になって
しまったのに薄々気づいていたのか、

「体調管理は社会人の基本、きちんと出社出来るように。」

と叱られるようになりました。

 

そして有給として使える休みがほとんど無くなってしまったので、
いつ ”叱られる” のか戦々恐々としながら出社を続けていた時に、
致命的な言葉を家族からかけられます。

 

「帰り遅いけど、何でなの?」
「もしかして仕事の手際が他の人より相当悪んじゃない?」

今となって考えて見れば一種の “気遣い” かもしれないと思えますが、
仕事が出来ないことをとても気にしていた私にとって、耐えきれない言葉でした。

 

「私、精神科に行ってもいいのかな」

 

家族からも手厳しい指摘をもらったので、
なんとかしよう、どうにかして叱られないようにといろんな対策を講じても、
ちょっと気をつければミスが起きないであろうことさえ失敗する始末。

そしてついに、絶対に指定日に送らなければいけなかった荷物を
送りそびれ、全体朝礼で名指しされた上で叱られました。

 

それでも私は、

「この仕事に向いていないのではなく、私の注意力が足りないからだ
「まだやれる、単なる甘えなんだから気を引き締めれば大丈夫

と、うつ病だとは全く考えていませんでした。

 

私のイメージする「うつ病」というのは、酷い不眠症や
軽いパニック障害、首吊りの練習をするといった
「末期症状の方」のみを指す病名であり、

私の状態は「社会に馴染めていないが故の甘え」
だと思っていたからです。

 

次第に遊びに出かける気力さえなくし…

 

休みの日は、どこにも出かける気になれず
SNSをぼーっと眺めるのが日課になっていました。

 

いつものように書き込みを読んでいると、

「仕事に集中しているはずなのに空回りするのはうつのせいかも?」

という情報を見つけました。

 

なんとなくその情報が頭から離れず、
ネットで簡易診断できるサイトを検索してチェックを
してみたところ、「中度のうつ病」との結果が。

 

その結果を見た私は、医師から本当に「うつ病」だと言って
もらい、治療に専念するために精神科に行くことを、ようやく決意しました。

 

精神科の予約はお早めに!

真面目な人や責任感が強い人ほどかかりやすい「うつ病」。

 

「こうしなければいけない」
「社会人なんだからこのくらい当たり前にこなさければ
「迷惑をかけないように細心の注意を払わなければこの会社でやっていけない

 

そう思い込もうとしているのならば、貴方も立派にうつ病かもしれません。

近年、精神科の予約がとても取りづらくなっており、すぐに診察を
受けれない病院がほとんどのようです。
(私の友人に3週間以上待ったという方もいらっしゃいました。)

ですので、ネットのセルフチェックを受けて「うつ病」と診断された方や、
会社に行くのが非常に嫌で、仮病を使ってしまう方は早めに予約してみましょう。

また近い内に、

「うつ病と診断されたけど、休職する時はどうするの?」
「休職中の生活費はどうすればいい?」

などの質問に応える記事を書く予定です。

 

それでは、また。