考えたこと

人間関係が面倒になってしまう本当の「理由」

 

こんばんは、一夜です。

最近は朝晩過ごしやすい気温になることも増えてきましたね。
秋の陽気を感じる日も…増えてくれることを願います。

 

秋といえば「別れの季節」とか、「人肌恋しくなる季節」
というイメージが強いと思います。

しかし、それとは真逆の「人間関係をすぐリセットする人」
って、あなたの周りにいませんか?

特に、職場の同僚や学校の友だちよりも
ネットで知り合った友人に多いかと思います。

 

今回はそんな「関係を切りたがる人」について、
色々書いていこうと思います。

 

これを読めば、どうしてそのような行動をしてしまうかが
分かり、あなたが同じような人になる不安がなくなるでしょう。

それでは、本題へ入ります。

 

「なぜ人間関係をリセットしてしまうのか?」

 

人間関係をリセットする「理由」はたくさんありますが、
おそらく一番大きな理由は、

自己重要感を満たしてくれなかったから

かと思います。

 

「人間関係の神様」と呼ばれたアメリカ人、D.カーネギーは
著書「人を動かす」で、人は自己重要感を満たしたい
生き物
である
、と記しています。

 

つまり、

  • 自分は特別な人間だ、だから頼られるんだ
  • みんなが私を認めてくれている。私はここにいていいんだ
  • みんなこの事について頼ってくれる。これは自分にしか出来ないことなんだ

といった欲求を満たしたいものです。

 

この欲求が満たせないと、相手に無理やり重要人物だと
思ってもらえるような行動をとったり、言わせてしまいがちです。

 

また、過去の人間関係や体験から、「特別な人間になれなかったのは
自分に能力がないからだ」として、自分をより良くする努力をしている
方も多いのですが…

努力で得たスキルはすべて「自分を褒めてもらうため」や
「人に取り入るときに好かれるため」に使うので、付き合いを進めて
行くうちに周りは疲れた顔になってしまいます。

 

そうして付き合いのある人間から感謝もプレゼントも
もらえなくなったとき、人間関係をリセットしてしまうのです。

人間関係に疲れていれば、誰でも一度はやってしまうこととも
言えるのではないでしょうか。

 

”人間関係リセットさん”にならないコツ

 

では、関係リセットさんにならないためには
どういう関係を築けばいいのでしょうか?

気をつける点は2つです。

 

1.相手に与えることを意識する。

 

相手に与える、と言ってもケーキやピザ、相手のほしいプレゼントなどを
あげ続けることではありません感謝の言葉や、相手に思った良い印象を
こちらから提供する、ということです。

 

心理学用語で、「心の栄養」を意味するストロークという言葉があります。
ストロークが発生するタイミングは、「受け取った相手の心がポカポカする」
時です。

 

これを与え合えている関係は、キャッチボールのように楽しい会話が
いつまでも続きますし、さほど意識しなくても相手のことを思いやる
ことが出来ます。

 

まずは自分から、ほんの少しだけ温かい言葉をかけるようにしましょう。

※ただし、ストロークを与えたときに「もっともっと」と欲しがる
人は、あなたに依存する傾向があるので要注意です。

 

2.自分で答えを出すように意識する。

 

人間関係リセットさんは、自分で自分のことに向き合えない方が
割と多いです。そのため、困った事を相談するときは、
「相手に考えさせるように」質問をしてくることでしょう。

 

質問の一例)

  • 君が人に好かれるためにやっている事を教えて!
  • 私、最近周りの人と上手く行ってないんだよね。どうすればいいかな?
  • 私は皆からもっと好かれたい。 何が足りないか考えてくれる?

上に書いた質問たちは、パッと見るとよく聞く相談だと思います。
しかし、すべてコチラが答えを出すように誘導しています。

 

自分でちゃんと考えようとする人の質問は、
「自分でも考えてみたんだけど」と自分なりの思いを
話してきたり、「手詰まりだから一緒に考えてほしい」
と自分とは違う視点から解決する方法を一緒に模索しようとします。

なので、簡単な見極め方法としては
「コチラに答えを出させるような物言い」
に注意するだけで大丈夫です。

 

 

逆に、自分が相談に乗っているときに相手が何らかの理由で、
「こちらを依存する」状態になっている場合もあるでしょう。
その時は自分の心に一つだけ質問をしてみてください。

 

「この人は私にとってかけがえのない人と言い切れて、
自分が注げる全エネルギーを注ぐ覚悟が出来ますか?」
と。

 

優しい方はきっと、
「自分が出来ることなのに優劣だの何だのをつけて
助けないのはおかしい話だ!」と考えるでしょう。

 

しかしながら、あなたが持っているそのリソースは、
他の心優しい友人からもらった、大切なエネルギーでもあります。

その大事なエネルギーをたくさん使ったのに、
だれも望んでない結果になるのは、あまりにも悲しい結末です。

 

その悲劇を防ぐためにも、必ず心の中で質問をしてください。
精神エネルギーは、とても大事なものなのです。

 

あなたと、あなたの友人をどうか大切に。

 

今回は、「人間関係をリセットしてくる人は、エネルギーを
奪いに来ている人」という話を中心に、色々書いてみました。

 

今回の記事で気になる点や、
「こういうときはどうなんだろう?」といった質問など
あれば、お気軽にコメントいただけると嬉しいです。

 

それでは、また。