こんばんは、一夜です。
先日、仕事の手際がとてもいい友人たちと会話している際に、
「仕事のできない人が何を考えているかわからない」という
話が上りました。
私自身は決して”できる人”ではないので説明して
みたのですが、なかなか掴みづらい様子…。
仕事ができる人と、できない人の間には
相当大きな溝が横たわっています。
もし、この溝を少しでも埋めることができたら
仕事の質が上がり、職場の空気も少し温まるのになぁと
思いました。
なので今回は、仕事ができる人とできない人との
間に出来る「溝」の正体について書いていきます。
よくある会話
皆さん、職場でこんなやり取りしたことありませんか?
できる人「どうして気づかなかったの?」
(純粋な疑問)
できない人「すいません…」
(叱られていると思い込み謝罪)
できる人「謝罪が欲しいんじゃなくて、どうして気づけないか聞いてるんだけど…」
(原因を探って対処したい)
できない人「す、すみません…!」
(自分には謝ることしか出来ないと思っている)
特に朝からこんなやり取りをしなきゃいけない時なんて、
お互い相当気が滅入ると思います。
しかしながら、お互い本意ではないんです。
ではどうしてこのような事になるかというと、
お互いの考え方の違いから来ています。
お互いの思考の癖を知ろう。
仕事ができる人の考え方
忙しくなってくる
→優先度をちゃんと決められる。
→優先度の上下に対応しつつ適切に処理
→焦らずに仕事をこなせる
落ち着いてる環境かどうかに関わらず
仕事の振り分けや「自分に出来ること」の理解ができており、
急ぐことはあっても、焦ることはかなり稀です。
仕事が苦手な人の考え方
忙しくなってくる
→焦っちゃう
→仕事が荒くなる or 出来ない
→謝る
→仕事が出来ないイメージが自分自身に付く
→仕事が出来ない
たくさん気にすることがある環境では、
「自分はどうすればいいのか」と思考がフリーズしてしまい、
「できない自分」の思考から抜け出せません。
「落ち着いてできる環境」では仕事をちゃんとこなせる
ので、周囲からは「もしかしてやる気が無いのかな?」と
疑われて(疑って)しまうこともしばしばあります。
でも落ち着いて仕事が出来る環境がある職場は非常に稀です。
働いている人が成長しなくてはならない場面が
ほとんどなのが実情…。
そういうときに試してほしいのが
「自信を持ってもらう」ことです。
もっと言えば、専門用語で言う「自己効力感の向上」を狙いましょう。
自己効力感とは?
自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、
自分の可能性を認知していること。
(Wikipediaより引用)
ざっくりいうと、「あ、この問題進○ゼミで見た!」に近いですね。
「あの時、先輩に頼まれたことをちゃんと出来た!」とか、
「あの時だって成功したんだ、それよりはきっと簡単なはず!」といった
自分が出来たことを元にした自信、それが自己効力感です。
自己効力感は根拠のない自信ではないので、
自分を信じられなくなった時に立て直す材料として利用できます。
「自分のことは今でも嫌い。でもあの時褒めてもらったのは事実だ」
「未だに覚えられてない仕事もあるけど、昔に比べたらちゃんと出来ている」
成長しなきゃ、という気持ちが空回りしてしまう人にとって
見落としがちな「小さな成功」を拾い上げていく、というイメージが
一番しっくり来ると思います。
「仕事が苦手な人」に対しても、この可能性に気づいてもらえるよう
「過去との比較」をして、向上したところを褒めた上で
「○✕出来るともっといいね!」といった方向で伝えられれば
すんなりと受け入れてくれる場合がとても多いですよ。
まずは「今できていること」を認めよう。
今回は、「仕事が苦手ない人」と「仕事が得意な人」に
横たわる溝の正体や、対策について書いてみました。
会社や学校の後輩にどう指導すればいいかお困りの
時などに試してみてくださいね!
それでは、また。