考えたこと

受動的な人は「自分がない」? 能動的になれない本当の理由

 

こんばんは、一夜です。

 

突然ですが、皆様は自分のことを
「受動的な人間だ」と思ったことはありますか?

 

私は割と受動的な人間なのですが、
受動的な人間ってなんとなく居心地が悪い時が
多いんですよね。

 

「自分の意見はないのか」とか、
「君と話していても頷いてばっかりでつまらない」とか、
「もう少し積極的になったらどう?」とかよく言われました。

 

かといってそう言ってくる積極的な人たちに少しでも
近づいてみようと積極的になれるコツを聞いてみても、

 

「なんかやりたいことない?それに素直になるだけだよ」

と言われ、正直取り付く島もないような気分でした。

 

 

「受動的な人」で調べても、私の探し方が悪いのか

 

「積極性を取り入れよう!」

 

という情報にしか出会えず…。ここまで来たなら自力で
この問題を説いてみようと、色々調べてみました。

 

そんな訳で今回は、受動的になってしまう根本原因
その対策について書いていこうと思います。

 

真面目な人ほど「受動的」になりやすい。

 

受動的な人は、ある共通項があります。
それは、「人の話をよく聞くようにたくさん言われた人
という点です。

 

優等生や「いい子」と言われたことのある人は、
自分がそうしたほうがいいから、という基準ではなく
こうしたほうが皆に褒められるから、怒られないからという
基準で物事を判断する傾向にあります。

 

結果として何をするにも他者の目を気にしてしまい、
臆病になってしまうことがほとんどです。

 

 

周りが勇気づけのため、「やりたくないことを決めよう」と
言ってみたり「君は幸せにならなきゃいけない」と檄を
飛ばしてみても、

 

それに応えなくてはならない」と自分を追い詰めてしまい
応えられない自分を悲観し、余計に辛くなります。

 

 

周りが「自分」を確立していくのに対し、自分がないと
嘆いてうつ病になっていくケースも少なくありません。

 

もしうつ病が軽度だったとしても、他の人に比べ
著しく自尊心が低かったり、「自分はダメな人間」と
悪い評価を自身に下してしまいがちです。

 

自分を無意識に苦しめている思考から脱却するには?

 

では、どうすれば自分を好きになれる勇気を
得ることが出来るのでしょうか?

まず最初にやるべきは、「主語の確認」です。

 

なぜそんなことを?というと、
「自分がやるべきことの整理」が捗るからです。

 

 

先にも書いたとおり、受動的な人は
「自分がどう思うか」を二の次にしています。

しかしながら真面目で責任感が強いため、
周囲から奨励・命令されたこともすべて
自分がすべきこと」として認識しています。

 

 

なので今やるべきと思っていることを
「誰から言われたか」明確にしなければ、

自分がやりたくてやっていることかどうかの
判別がつきません。

 

 

ちょっと違うかもしれませんが、「アドラー心理学」で
有名なアルフレッド・アドラーの課題の分離を簡単に
実践できるようにしたものです。

 

さて、主語の確認に必要な手順は以下の通りです。
(面倒かと思いますが、紙とペンをご用意ください。
PCのメモ帳とかでもオッケーです)

 

 

まず、自分が今「やらなきゃいけない」と思っている
ことを書き綴って見てください。

 

 

例)

  • 朝起きたらニュースをチェックしなくてはいけない
  • 常に知識に貪欲でなくてはいけない
  • 病んだ姿は極力見せないようにしなくてはならない
  • 人の痛みに敏感でなくてはならない

 

やらなきゃいけないことリストに書くことが
なくなってきたら、「誰から言われたか」を書いて
いきましょう。

(自分が自分に課しているものもちゃんと主語を書いてください。)

 

 

 

例)

  • 上司に朝起きたらニュースをチェックしなくてはいけないと言われた
  • 出来る同期から常に知識に貪欲でなくてはいけないと言われた
  • 自分が自分に病んだ姿は極力見せないようにしなくてはならないと課した
  • 親から人の痛みに敏感でなくてはならないと教わった

 

最後に、出来上がった「やらなきゃいけないことリスト」を見て、
自分としてはやりたくないことを確認します。

この一連のワークをやってみると、案外「自分以外」が
押し付けている命令」が多いんです。

 

 

 

「実は押し付けられていること」というのは、
百害あって一利もありません。

 

人は本来、自分の興味のあることにしか
やる気を持ち続けることは出来ないからです。

なので、「どうしてそうするのか」が自分にとって納得の
できる理由でさえあれば、簡単に習慣化することができます。

 

 

しかし、ここで一点要注意事項が。
自分に期待をしすぎると、辛くなる点です。

 

せっかく自分がやりたい理由を見つけられても、
「これくらい出来ないと…」という考え方をしてしまうのは
自分自身のエネルギーを浪費してしまう原因になります。

 

やり遂げたことの大小を気にせず、
まずは喜ぶ習慣をつける。

 

 

そうすれば自ずと「出来る目標」を立てられるようになります。

 

あとは「出来る目標」をこなせる時にこなしていけば、
自信がついて本当にやりたいこと」が見つかるのも
時間の問題です。

 

まずは「課題を分離」しよう。

 

 

今回は、「自分の立てた目標を見極めよう」という
話を中心に書かせていただきました。

 

「受動的」なのは、「自分の立てた目標ではないから」です。

 

自分のやりたいことは、ちゃんと自分が知っています。
周りの「こうじゃないの?」ではなく、自分自身の声を
聞いてあげてください。

 

それでは、また。